例)
僕は昨日の夜、弟と一緒に自分の部屋を2時間掃除した。
I cleaned my room with my brother for two hours last night.
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日本語の語順:主語、修飾語、目的語、動詞(述語)
英語の語順 :主語 動詞 目的語 修飾語
日本語と英語の語順の違いを意識してください。
英語では言いたいこと、大切なことを、文の始めに言う、という特徴があります。
意味のかたまりごとに区切り(スラッシュ)を入れていき、
そのまとまりごとに意味をつかんでいく読み方を、スラッシュリーディング(slash reading)といいます。
英語を使う人は、結論をまず述べます。
文章の解釈も、このように分析して理解しています。
この読み方をマスターすれば、英語の語順で英語を理解できるようになります。
さて、問題は、どこで区切るか、ですよね。
実は、きっちりしたきまりや規則があるわけではありません。
あなたの持つ文法や構文、単語知識を総動員して、
文脈を読み取りながら、意味のかたまりの切れ目で
スラッシュを入れていくのです。
間違った場所で区切ってしまうと、間違った意味でとらえてしまいます。
ですから文法と構文をしっかり理解しておく必要があります。
まず、主語、動詞、目的語、補語、修飾語などに
細かく分ける練習から始めましょう。
これからは文の下に、以下の省略記号を書きながら、
構文を読み取る練習をします。
S(subject)・・・主語のこと。
主語になれるのは、名詞だけです。
V(verb)・・・動詞のこと。
状態や動作を表すものは全て動詞。
C(complement)・・・補語のこと。
文字通り、補足する説明する言葉のこと。その文のSを説明します。
たとえば、I am a boy.のa boy、She is smart.のsmartです。
O(object)・・・目的語のこと。
目的語になれるのは、名詞だけです。
動詞が働きかける対象になることばです。
M・・・修飾語のこと。
文の骨組みにはなりません。
まずは、S、V、O、C、Mをしっかり見分けられるようになってください。
スラッシュを入れる場所は、たとえば以下のところです。
1.前置詞(句)の前
2.カンマ、セミコロン(;)、コロン(:)のあと
3. that節、疑問節の前
4.関係代名詞の前
5.不定詞、分詞、動名詞の前
6.接続詞の前
さあ、長文に挑戦しましょう。
読めば読むほど、理解が深まりますよ。