2018年4月3日火曜日

自分はできる!という自己効力感が、能力を高める

いきなり英単語を300語覚えるのは至難の業ではないでしょうか。ですが、1日3語ずつ100日に分けて覚えるとなれば、何となくできるような気がしてきます。

カナダの心理学者バンデューラは、自分にもできるだろう、と予期(確信)する感覚を、自己効力感と呼びました。自己効力感が高いと、「よし、やってやろう」と前向きに思うことができ、行動を起こすことができます。

では、自己効力感を高めるためには、どうすればいいのでしょうか。
バンデューラは次の4つを挙げています。

①達成体験…自分で行動して達成できた、という体験のこと

②代理経験…他人の達成体験を観察し、自分にもできそうだと感じること。

③言語的説得…周囲から自分には能力があると励まされること。

④生理的情緒高揚…苦手な場面を克服できたことで自己効力感が強まります。

自己効力感の高まりは、自尊感情の高まりにもつながります。
自尊感情が高まれば、自信を持てるようになり、さらに成功をもたらす行動に弾みがつくでしょう。

勉強ができる人、出世をする人は、コツコツと成功体験を積み重ねていくことで前向きな自己を形成し、そのことによってもっと大きなチャンスをつかんでいくことができる人、と言えます。