2019年11月7日木曜日

ペンス副大統領の演説

10月24日、アメリカのペンス副大統領は、中国の膨張政策や人権問題の悪化を厳しく批判する演説を行っています。
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 日本人としては、二つの読み解くべき事柄があると思います。
ひとつは、民主主義国として米国の立場を理解し、昨今の香港問題や台湾海峡、チベット、新疆ウイグルなどの中国辺縁部における望ましくない人権状況をきちんと把握すること。
 もう一つは、南シナ海や、ソロモン諸島への進出だけでなく、東南アジアやアフリカ諸国にも投資を広げる中国が、国民を監視する非民主的で抑圧的な仕組みを世界に広げようとしていることに対する警鐘です。

 民主主義の原則、私有財産の保護、個人の自由、宗教の自由を尊重する価値観は、普遍的であり、日本はずっとそうした立場を貫いてきました。19世紀中ごろのように、緊迫した世界情勢の最前線に日本が再び置かれることを正面からとらえ、我々はどのような道を選択するのか、一人一人が考え、自分の置かれている立場でできることをするべきだと思います。