勉強の効果が高まっているとき、とはどんな状態でしょうか。
ぼくがイメージするのは、スポーツ選手の言う「ゾーンに入っている」ときです。
完全に目の前の行為に没入して、集中力が高まっている状態。
行為そのものが、喜びに直結している状態。
それを心理学者のチクセントミハイ博士は「フロー経験」として、詳しく位置づけています。
フローの状態は、チャレンジのレベルと、スキルのレベルが高い次元でバランスしているときに訪れます。難しすぎても、易しすぎても、だめです。
また、明確な目標と、即時のフィードバックがなければ、なりません。
状況や活動を、自分でコントロールしている感覚。
その状態にあることこそに、人は、本質的なやりがいと、喜びを感じます。
今日の塾では、塾生の希望により、ビジネス会計検定の問題を一緒に解きました。
そのときに、これがフローかな、という感覚があり、書かずにはいられなくなったのです。