2022年4月24日日曜日

問題を解けるようになったら、教科書に立ち返ろう。

基礎的な問題を解いたら、教科書を読みなおし、補充問題を解けるようにしましょう、というお話です。 

特に数学ですが「高校の教科書は、わかりにくいなあ」と感じている方が、少なくない印象です。

教科書は、無駄をそぎ落として、要点をズバリと書いています。

この公式はなぜそうなるのか、証明も含めて、すべて説明してくれています。

しかし、一読してすぐにわかる、読みものタイプではありません。

なぜ、わかりやすく書いてくれないのだろうか、と思われるかもしれません。


それでも、授業で解説を受け、問題を実際に解いてみる。

そうすることでようやく、書かれていた意味がじんわりとわかってくる。

それが数学の教科書であろう、とぼくは思います。

塾では、語りかけるようにかみ砕いた説明がつけられた、市販のテキストを使っています。

そして、問題の解き方を解説し、一緒に解いてみて理解する。という流れで進めています。


自分で基本問題が解けるようになったら、教科書を見直してください。

ああそういうことだったのか、と納得がいくことでしょう。

スピーディーに、バリバリと問題を解き進められるようになっていることでしょう。

 

教科書は、他の参考書と比べ、サイズが小さく薄いですよね。

一冊をやり遂げるハードルも、他の参考書と比べて、低いと感じませんか?


一度、教科書の問題をすべて解く。

そうすれば受験範囲を俯瞰できるようになります。

できれば3回、解いて、できない問題をなくす。

そうすれば、基礎力は十分ついたと考えてよいでしょう。


それから、受験に対応した問題集にチャレンジしてください。

いろんな参考書があり、あれもこれも、と目移りするかもしれません。

ぐっと我慢して、基礎を固めることに集中してください。


まずは、教科書をマスターすることに専念しましょう!